2025.11.5

八王子芸術祭スタート!八王子のテキスタイルを紐解くアートジャーニー

八王子芸術祭2025 Hachioji Arts Journeyが11月8日からスタート!歴史・文化・自然に触れながら制作されたアート作品が旧工場跡、古民家、屋外施設、野外公園などで展示され、アーティストによるワークショップやトークイベントも開催されます。

その一環として「八王子のテキスタイルを紐解く アートジャーニー」を奥田染工場さんのギャラリー「布類計画室」で大原麻実さんと一緒に展示させていただきました!本展では、八王子産地の歴史と今を彩る美しいテキスタイル、そしてその背景にある伝統技術を紹介しています。

八王子は「桑都(そうと)」と呼ばれ、養蚕と絹織物で繁栄しました。明治期には、日本最大の製糸工場「萩原製糸場」が中野上町に誕生し、絹輸出国世界一となる日本の礎を築き、昭和初期には市内工場の約97%が織物業に従事する「織物のまち」として繁栄を極めました。現在も、織物・染色・編物・刺繍などの多彩な技術が受け継がれ、著名デザイナーの衣装や先端素材の開発にも携わる産地です。

是非、奥田染工場の布類計画室で八王子のテキスタイルをに触れてから、八王子のアートジャーニーを楽しんでくださいね。

八王子のテキスタイルを紐解く アートジャーニー
会期:2025年11月8日(土)~12月7日(日) 
時間:10:00-17:00
開催:金土日祝
会場:奥田染工場 布類計画室(八王子市中野上町1-12-14)
企画:株式会社奥田染工場、株式会社トリッキー
料金:無料

高須賀文子 在廊 11月8日(土)、11月16日(日)、11月24日(月・祝)、12月7日(日)

オープニングトークイベント
八王子芸術祭クリエイティヴディレクター・文化人類学者の中村 寛氏と、出展アーティストの高須賀 活良氏を迎え、八王子織物を牽引した中野上町の風土と創造の関係性を探究します。モデレーターはTRICKYです。よろしければお越しください!

日程:2025年11月8日(土)
時間:17:00-18:00
会場:奥田染工場 布類計画室
登壇:中村寛、高須賀活良
モデレーターTRICKY高須賀文子
定員:20名 ※立見み可
予約:フォームより必要事項をご記入ください。

展示の様子も、ちょこっと紹介。

奥田さん達がまとめた八王子の歴史がズラリ!

八王子市の吉田繊維さんで企画され、中野上町で撚り合わされたオリジナルの糸。可愛すぎ〜!

東京で唯一、長板中型の技術を継承する野口染物店さんが戦時中に染めた半纏。

中山メリヤスで編んだニットを中野上町の杉本洋傘店で仕立てた日傘。

藤本染工芸では手差し型染めも。去年、日本遺産のコーチとしてプロダクト開発に少しだけ関わらせていただいたので感慨深い。

ぽかぽか保育園のキッズ達による作品。

八王子のちいさな刺繍屋さん、ユーエスさんによる可愛い刺繍ワッペンは、もうりさんのデザイン。

坂本呉服店の店主が企画して佐藤ニットさんで作ったホールガーメントのアームウォーマー一体型ニットインナー。今年も新色が出たんだって!新しいニットインナー欲しくなるなぁ〜

膨大なアーカイブもお目見えです。


岡村織物で織られた八王子芸術祭オリジナル風呂敷もリリースです。

 

舟の上で

八王子芸術祭のマチイロProjectとして、松田光二さん・イ・ヘリムさん・小野坂葉子さん・河﨑日菜子さんによる展示が空間堂シェアアトリエで開催。


展示に向けて、空間堂のエントランスがめちゃ素敵になってて、木工作家の力量を見せつけられ、圧倒させられてきました。松田さん&テキスタイルアーティスト達が作り上げる作品展を見に行くのが今からとても楽しみです。詳細はこちら

アートの展示は、養蚕の歴史を丹念に調べ上げながら作品を制作されている作家さんや、八王子の土地から採取した素材を使った作品を作る作家さん、八王子で使われていた力織機の部品の複製から生み出す彫刻作品を展示する作家さんが、染物工場跡や織物工場跡地に出展。田坂くん&ちけいくんがキュレーションの魅力的な作家さんが出展されているので、こちらもどんな展示になっているのか楽しみ〜。出展アーティスト情報はこちら

中野上町エリアはアルゴンキンがメイン会場になるので、ココに行けば情報をGETできますよ!

Copyright 2025 TRICKY Co., Ltd. All Rights Reserved.